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Steam Creator Home v2の作り方。1本目の読者をスタジオと次回作へ残す導線設計

ゲーム1本でも開発者ページを作る理由を、フォロー、ニュース欄の4週間表示、ゲームの紐付け、カタログ規模別の整理に分け、設定から公開後更新まで手順化する。

Storefront / PlatformsDesync編集部

Steamの開発者ページ(Creator Home)は、ゲームを何十本も持つ会社だけのカタログではない。1本目のストアページで開発者名を見た人がスタジオをフォローし、次回作のComing Soonページや発売へ戻れる、作品をまたぐ導線として先に作る価値がある。Valveも2026年7月13日の公式更新で、Steam上にゲームが1本だけでもホームページを作るよう勧めている。

作り方は、Steam Communityグループを用意し、ゲームの開発者・パブリッシャー名をそのグループへ紐付け、Creator Home v2でページを組み、公開後にアクティブ化する流れだ。今回追加されたニュース/イベント欄はスタジオ単位の近況を置けるが、個別ゲームで作った投稿は自動表示されない。ここを理解しておくと、単作開発者でも「ゲームの購入ページ」と「次も追ってもらう場所」を分けて運用できる。

1本目から作る導線のゴール

  1. 個別ゲームのストアページから、リンク済みの開発者名を開いてもらう。
  2. Creator Homeでスタジオをフォローしてもらう。
  3. スタジオ単位のニュースと、紐付けた次回作のComing Soonページを見せる。
  4. 次回作の発売時に、Creator Homeのフォロワーへ届く公式の通知導線を残す。

ValveのCreator Homepage資料によると、次のタイトルを紐付けてストアページをComing Soonとして公開すると、そのタイトルはリンク先のホームページへ自動表示される。発売時には、そのページをフォローするプレイヤーへメール通知が送られる。Wishlistがタイトル単位なのに対し、Creator Homeのフォローはスタジオ単位で次の発売へつなぐ資産として扱える。

Creator Home v2を設定して公開するまで

最初に、作業するSteamアカウントがSteamworks開発者アカウントへ参加し、対象製品の「Edit App Marketing Data」権限を持つことを確認する。個人のSteamアカウントがlimited状態では、Communityグループの作成や既存グループへの参加申請ができない。

  1. グループを決める:会社・スタジオ名のSteam Communityグループを作るか、管理権限を持つ既存グループを選ぶ。グループ名はCreator Home上部の名前になる。
  2. ゲームを紐付ける:Creator Homepage Setupでまとめて開発者・パブリッシャー名を関連付けるか、各ゲームのストア編集画面にある「Basic Info」で名前横のlink操作からグループを選ぶ。
  3. v2の下書きを作る:開発者ページのadminタブで「Creator Home v2」を選び、「Create New」を押す。
  4. 構成を絞る:1本だけなら、個別ゲームの詳細、ニュース、次回作がある場合のUpcoming Releasesを優先する。既定のOn wishlistやRecommendedは訪問者ごとに文脈を作るため、削除前に役割を確認する。
  5. プレビューする:右上のlive previewで、ヘッダーと各セクションをページ全体として見る。
  6. 公開して有効化する:編集画面のpublishタブでページを公開した後、Creator Home v2の管理画面へ戻り、Inactive欄の「Set as Active」を押す。公開と有効化は別操作である。

Creator Home v2の公式手順では、下書きのプレビューから公開・有効化まで進められる。現在のページを切り替えるのは準備が整ってからなので、旧ページを表示したまま新構成を組める。最後に、個別ゲームの公開ストアページから開発者名を押し、意図したCreator Homeへ到達するかを人が確認する。

ニュース欄は「個別ゲームの投稿」と入口が違う

7月13日のValve公式更新で追加されたNews & Announcementsは、Creator Home v2の編集画面から「Add New Section」で加える。既定では直近4週間のニュース/イベントを表示し、「Events Date/Time Range」で対象週数を変えられる。該当投稿がなければ、セクション自体が非表示になる。

運用上の重要点は、メインの開発者・パブリッシャー・フランチャイズグループで作った投稿だけが、この欄に出ることだ。個別ゲームページで作ったパッチノートやイベントはCreator Homeのニュース欄には表示されない。つまり、個別ゲームの投稿を増やすだけではスタジオページの近況にならない。

ゲーム単位のEvents & Announcementsは、ゲームのストアページ、Community Hub、Library、製品フォロワーのActivity Feedなどへ届く。Desync編集部の運用案は、日々のパッチやゲーム内イベントを製品側へ、体験版公開、正式発売、スタジオ横断のセール、次回作発表のようにスタジオを追う理由になる節目をメイングループへ置くことだ。同じ内容を機械的に二重投稿するのではなく、読者が次に見るべきゲームやページを示す。

4週間はニュースを毎月作る義務ではない。投稿間隔が長ければ欄が隠れるのが仕様であり、空欄を埋めるための小さな告知は要らない。自分たちの更新間隔に合わせて表示範囲を決め、投稿後は「メイングループで公開したか」「指定期間内か」「Creator Homeに表示されたか」を点検する。

カタログ規模で変えるページ設計

カタログの状態 ページの主目的 優先する構成 避けたい過剰設計
ゲームが1本 作品からスタジオフォローへ移す 個別ゲーム詳細、メインニュース、次回作ができた時点のUpcoming Releases 中身が一つしかないジャンルタブや一覧の重複
関連作やDLCが数点 シリーズ内の順番と現在地を伝える Latest Releases、Upcoming Releases、シリーズやDLCの手動リスト 自動セクションと手動リストで同じ作品を何度も並べること
複数ジャンル・複数シリーズ 訪問者が自分向けの棚へ早く移る Creator Lists、グリッド/カルーセル、意味のある分類ができる場合のタブ 社内組織や発売年だけで、読者の選択に役立たない分類を増やすこと
50本を超えるカタログ 長い一覧をジャンル・カテゴリ・テーマで分ける Valveが「有用になり得る」としたタブを検討し、各タブの対象を整理する 50本を導入条件や保証値とみなすこと

Valveの更新は、タブをカタログが50本を超える場合に役立つ機能として紹介しているが、50本は強制条件ではない。さらに、Creator Home下部のBrowse allには新作、トップセラー、今後発売のタブと絞り込みがある。小さなカタログでは、カスタムタブを先に作るより、ゲームの紐付け、スタジオのフォロー、次回作の表示を通す方が読者の移動目的に合う。

設定・更新チェックリスト

  1. 作業アカウントにEdit App Marketing Data権限があり、limited状態でないか。
  2. スタジオ名のCommunityグループを所有または管理できるか。
  3. 既存ゲームのdeveloper/publisher名が正しいCreator Homeへ紐付いているか。
  4. Creator Home v2の下書きをlive previewで確認したか。
  5. ニュースは個別ゲームではなく、表示対象となるメイングループで作ったか。
  6. ニュースの表示週数が実際の更新間隔に合い、投稿がない場合の非表示も確認したか。
  7. カスタムタブやリストが、読者の選択を減らす分類になっているか。
  8. publish後にSet as Activeまで行い、公開ゲームの開発者リンクから到達できるか。
  9. 次回作、デモ、サウンドトラック、DLCをストア公開前後に同じCreator Homeへ紐付けたか。

数値と通知の読み方

直近4週間は2026年7月13日の発表で示されたニュース欄の既定値で、管理画面から変更できる。50本超もタブが有用になり得る例であり、採用条件ではない。また、公式資料が明示するメール通知は新作発売やEarly Accessの開始・終了などで、Creator Home上の全ニュース投稿にメールが送られるという意味ではない。UIと表示条件は更新され得るため、公開前はSteamworks管理画面と最新ドキュメントを正本にする。

参照した情報源

一次情報、補助報道、コミュニティ観測を役割別に表示しています。

一次情報
Valve — Updates to Developer/Publisher/Franchise Homepage Tool

2026年7月13日のSteamworks公式更新。Creator Home v2へのNews & Announcements追加、メイングループで作成した投稿だけが表示対象で個別ゲーム投稿は対象外であること、既定の表示期間が直近4週間で変更可能なこと、投稿がない場合は欄が自動で隠れること、ジャンル・カテゴリ・テーマ等のタブと50本超のカタログで有用になり得るという位置付け、ゲームが1本でもホームページ作成を勧めるFAQを確認。50本を必須条件としては扱っていない。

公式資料
Valve — Developer And Publisher Homepages

Edit App Marketing Data権限、limitedではない個人アカウント、Communityグループ作成、ゲームの一括・個別紐付け、カスタムURL、次回作をComing Soon前後に紐付ける手順を確認。新作がリンク済みページへ自動表示され、発売時にCreator Homeフォロワーへメール通知される範囲と、フォロー後のストア表示上の扱いも確認。全ニュースがメール通知されるとは一般化していない。

公式資料
Valve — Developer/Publisher Homepage Tools Update

adminからCreator Home v2を選びCreate Newで作成する手順、live preview、publishとSet as Activeの二段階、既定セクション、Browse all、手動リスト、自動表示、News & Announcementsの直近X週間設定を確認。1本の開発者向け構成はこれらの機能から編集部が実務案として整理した。

公式資料
Valve — Events and Announcements Tools

ゲーム単位のイベント/告知がストアページ、Community Hub、Steam Library、製品フォロワーのActivity Feedなどへ表示される範囲と、作成権限、カテゴリ、下書き、公開、ローカライズの基本を確認。Creator Homeのメイングループ投稿との役割分けに使用。